コンセプトカフェことコンカフェ。今となっては日本では当たり前の文化の一つと言ってもいいんじゃないでしょうか。「お帰りなさいませ。ご主人様」「萌え萌えキュンっ」みたいな単語、行ったことなくても聞いたことありますよね。
対オタクビジネスをするにあたってオタクの心理(真理?)を知るためにコンカフェに行ってこい。と言われてから約2年ほどコンカフェにハマった筆者の経験談を展開していこうと思います。
実際にどう過ごしたかと言うより、精神的にどういたか。
それでは長いですけど・・・。
筆者のスペック
スペックっていうほど何もないんですけど、秋葉原で働き始めた中間管理職。イケメンなわけではないと思うし、性格が仏なわけでもない。中肉中背。身長176センチくらいなのでガタイいいよねって言われる感じ。その辺のサラリーマンよりは稼いでるのかもしれない。
そもそも秋葉原なんて乗り換えで使うくらいで降りたことなかったし、ゲームとかはするけど別にオタクっていうような人間でもない。
雑誌の編集とかメーカーでブランディングやプロモーションといったディレクションを経て今に至る。アラフォーでバツイチです。
コンカフェ、キャバクラ、ガルバ、風俗の類には生きてて行ったことがありません。
結果だけ先に言うと2年半くらいでコンカフェで1,000万以上使った男の話です。
経緯
新たに秋葉原で働き始めて、オタクを相手にする仕事だったので上司にオタクの心理を知るためにコンカフェ行って勉強してきな。と言われたことをキッカケにコンカフェに通ってみることに。
なぜ書くのか。
約2年くらいの時間の中で人生で初めてコンカフェに行き、推しというものを作り、追いかけ、苦悩し…そんな過ごした時間の中でコンカフェに対して思うこと。また客のスタンスとしてどうあるべきなのか。について書いてみようかな。って感じです。
コンカフェ用語集
みんなの中での通称なのかどうかは分からないけど、よく聞く言葉。
推し
そもそも推しってなんだ?っていう話だけで小一時間は余裕で話せそう。
なぜならみんなが日常で使う「推し」という概念・定義は人それぞれだから。曖昧な感じだけど総括してみんな推しと言ってる。
まとめると、「推し」とは自分が特に愛情と応援情熱を注ぐ存在のこと。推しがいることで日常に楽しみや目標が生まれ、ファン活動を通じてコミュニティともつながれる、現代のポップカルチャーを支える重要な概念です。
そういう意味では個人的には「推し」っていう感覚はイマイチ分からないなって感じです。
ガチ恋・リアコ
単純に「ガチで恋してる」とか「リアルに恋してる」オタクを指す言葉。
ガチじゃない恋ってなに。
イチ推し、ニ推し
複数の子を推してる場合に①推しとか②推しとか言ったりします。
推しを変える時は、「推し変」って言ったりします。
繋がり
お店での関係だけじゃなく、連絡先を交換したり会ったりすること。
出禁
基本的にお客様はお店のルールに従わないといけません。なぜならみんなが楽しく気持ちよく過ごせるためのルールだから。
連絡先を聞いたり、店外で会ったり、セクハラ発言や暴言を吐いたり・・・出禁になります。
前世
キャストの子が前に在籍していた頃のことや、今の仕事をする前のことを前世という。
箱推し
誰かを単体で推すというより、グループやお店自体を推すことを箱推しという。
プロローグ
そういうお店に行ったことがないから、恐る恐るどんなものか調べてみて、とりあえず俺はたこ焼きが好きだから、たこ焼きを焼いてくれるコンカフェがあるらしいから行ってみよう!
と意を決してお店に行ってみたら、改装中でたこ焼きは・・・ってなって店を後にした。
ビルから出てきたら、同じビルに入っているコンカフェの子がビラ配りをしていて、よかったらどうですか〜と声をかけられたので、ついて行ってみる事にした。

初めてコンカフェに入り、お店のシステムの説明を受けて、メニューを見てみる。正直こういう界隈に馴染みがないので基本的にちょっと何言ってるかわからない。
そもそもなんだけど、なんでキャバクラやコンカフェに行ったことがないか。って、チヤホヤされたらハマっちゃうと思うから怖い。と思って敬遠してたのもあったし、すごい根本的になんでお金払って女の子と話さないといけないの。っていうスタンスはあった。
初日は会社の部下の子たちも呼んで最終的に5人で楽しんでた。
その日は2時間くらい滞在して、まぁ、そんな通うこともないかななんて思ってポイントカードも作らずに帰宅しました。
推しってなんだろう
そう、まず推しってどういう存在なのか。が分からなかったんですよね。だからまずは推し作りなよ。って言われて、推しかぁ・・・ってなるわけです。
今、いろいろ過ごした上で思う推しって概念は「応援したい」っていうこと。
もっとわかりやすく言うと、無償でお金を払える相手。って感じ。
見返りがなくても、相手がどう思っていても、俺はお前を応援する。って言うスタンス。
筆者は「推し」の概念いまだに分からないし、ガチ恋勢です。
かわいいとか、もっと話したいとか、一緒にいたい、もっと思い出作りたい。と思うのは、単純にもう恋なわけで、未来を考えてるから。その未来って付き合いたいとか、そういうことになるのが必然だと思ってるから。この界隈では「ガチ恋」って言われる。チョットナニイッテルカワカンナイケド。
まぁ分からないなりに、推しは作ってみよう。と思って、何回か行った時に印象に残ってた子をとりあえず推しとした。推しにする!と宣言した時点でもう引き下がれないんだなー。と思った。
キャストの子たちもいろんな子がいるけど、基本的にはみんな若いし上手く立ち回れない子も多々いるよね。
初めての推しを作る。

「推し」がわからないなりに、キャストのプロフィール帳を見ながら思い悩む。もちろん見た目的な好みとかもあるけど、会話や性格も重要だ。趣味が合うとかないと話せるか不安だ。
みんなアニメとかアイドルが好きとか書いてるけど、アニメもアイドルも話せるようなネタは持っていない。というか知らない。店内で流れてる音楽も9割知らない・・・。
ファーストインプレッションでいい!と思ったのはチームのリーダーを務めてるNちゃんだった。でもこういう場所初めてで右も左もわからないやつが、そんな強敵に立ち向かえるのか!?という不安もあって、何度か来店した時に印象に残っていたUちゃんをとりあえず推しにすることにした。
本当にそんな深くは考えていない。勢い。
長くなるので続きは以下へ! 実際に過ごした時間を書いていきます。



























