本当にただの分析なんで、悪意はないですが、単純にオタクってモテないし、客観性欠落してることが多いから、人の気持ち汲み取れないし、自分よがりだったり、精神的に幼いから思い通りにならないと怒ったり、嫉妬したり、自己完結な意味不明な行動取ったりするんですよね。
なぜコンカフェが栄えたか
そんなモテない男たちは、かわいい女の子は好き。
でも実生活でそんなかわいい子が自分と向き合って話してくれる機会は少ない。
コンカフェに行くとそれが叶って、自分のことを受け入れてくれる。
好きになっちゃう。お金使っちゃう。
から秋葉原だけでもこれだけコンカフェがひしめく理由だと思うんですよね。儲かる街だから秋葉原にたくさんあるわけで、なぜ儲かるかってオタクが多いからで、なぜオタクが多いと儲かるの。の答えかなーなんて。
通常のビジネスよりファンビジネスの方がお金稼ぐの楽なんですよね。
自社の商品に興味を持ってもらう。っていうフローをすっ飛ばした挙句、消費者が熱量高めで買わせてくれ!!ってなるから広告費もそんなにかからないし難しい課題なしでできる。
例えば香水。製造原価が1,000円くらいだったとして、普通のメーカーなら香りの特徴とか、有名な調香師が〜とか、今人気の〜とか、欲しくなる魅力を作って3,000円で売らないといけない。
でもアイドルの○○○がプロデュースしたこだわりの香り!って言うだけで、同じ製造原価でもファンたちが5,000円とかで買ってくれるんですよね。ランダムブロマイド付き!とか言うだけでコンプしてくれたりする。ブロマイドの原価いくらだと思ってるん。でもそんなのカンケーねぇ!って熱量がありますよね。
勝手に熱量上げて、意味合いをつけて、価値を高めてるから、売らなくても買ってくれる。
コンカフェのロジック
話戻すと、
コンカフェもその辺にいる普通の女の子にかわいい格好させて神格化することで追いたくなる状況を作り出す。ここでいう神格化とは、あえて「手に入らない感じ」とか「繋がれない」って制限されることで追いたくなってしまう。
希少性の原理(Scarcity Principle)
- 人は「数が少ない」「手に入りにくい」ものほど価値が高いと判断しやすくなります。
- ロバート・チャルディーニの説でも、限定品や期間限定セールが消費行動を刺激する例として知られています。
心理的リアクタンス(Psychological Reactance)
- 自由や選択の制限を感じると、「本来できたはずの行動」を取り戻そうとする反発心が生まれます。
- 「近づいてはいけない」「手に入らない」と言われるほど、かえってその対象への興味が強まります。
禁じられた果実効果(Forbidden‐Fruit Effect)
- 禁止されたもの、認められないものほど魅力的に映る現象。
- 子どもの「触っちゃダメ」と言われるおもちゃほど気になってしまうのと同じです。
精神的に幼稚なオタクは、普段接することのないかわいい子が話を聞いてくれて受け入れてくれて居場所をくれる。ってことと心理効果によって好きになっていってしまい、お金と時間を浪費しだす。
そういう属性の人種が秋葉原には多いし、JAPANカルチャーの代表としてのインバウンド需要もある。理にかなってる。
コンカフェをビジネス的に考えてみる
上述したように流行るべくして流行り、儲かるべくして儲かる。
もう少し具体的に噛み砕いていくね。
まず儲からないと商売にならないのでロジックを考えよう。
- チャージ代 800円/1h
- ワンドリンク制 900円/1h
- キャストドリンク 1,000円xあげた人数分
大体ここまでで1時間あたりの客単価って3,000円〜5,000円くらいになると考えよう。
では店舗側のコストはいかほどか。
ドリンク1杯あたり材料費ベースで
- 炭酸系ドリンク(コーラ、ジンジャーエール等):約 3~5 円
- お茶・コーヒー:約 10~15 円
- 果汁100%ジュース:約 20~30 円
- ビール:約 200 円(原価率 約 30%前後)
- ハイボール・チューハイ等の割りもの:約 50 円前後
ドリンク(アルコール)900円と女の子にあげたドリンク(ノンアル)1,000円として1,800円のうち原価は60円前後。1,700円近くは利益。プラスチャージ代800円とか。
2,500円が利益だったとして、女の子一人の時給1,400円として、その他販管費差し引いていっても利益でてるはず。
なぜなら1時間3,000円って何もしないでいた場合だから、もっと売上は上がるはず。
チェキとかアトラクション、複数人にドリンク、おかわり、ボトルとか伸び代無限大。
まぁ何が言いたいかって言うと利益率めっちゃいいんですよね。
秋葉原の家賃高いけど、駅から少し離れたりビル上層だったとしても人は来る。
1,000円のドリンク1杯につき原価10円として、女の子にバックで10%〜15%あげても100〜200円とかで700円以上利益。
あとはキャバとかと違って時給安いのに働きたい女の子が多いんですよね。
ざっくりPLをひいてみよう
前提条件設定
項目 | 値・条件 |
---|---|
営業時間 | 8時間/日(例:12:00~20:00) |
営業日数 | 26日/月 |
1日あたりの来店客数(組) | 20組/日 |
時間チャージ料 | 800円/人・時 |
ドリンク平均消費量 | 1.5杯/人(料金レンジ800~900円の中間値:850円) |
キャストドリンク平均消費量 | 0.5杯/人(1,000円メニュー) |
チェキ平均利用回数 | 0.3回/人(1,100円メニュー) |
家賃 | 600,000円/月 |
その他販管費(光熱費・備品消耗費・広告費等) | 売上の20% |
キャスト時給 | 1,400円/時間 |
バック率 | キャストドリンク売上およびチェキ売上の15% |
キャスト総数(プール) | 10名 |
1日あたり稼働キャスト数 | 4名(早番:2名×4時間、遅番:2名×4時間) |
月間キャスト総労働時間 | 4名 × 4時間 × 26日 = 416時間 |
バック対象売上(月間) | ・キャストドリンク売上:260,000円 ・チェキ売上:171,600円 |
月間売上計算式 | 20組×8h×800円 + 20組×1.5杯×850円 + 20組×0.5杯×1,000円 + 20組×0.3回×1,100円 |
月間想定総売上 | 4,422,600円 |
前提条件として、ちょっと適当だけど。
超単純にざっくりPL
科目 | 日平均 | 月平均 | 年間(×12) | 構成比率 |
---|---|---|---|---|
売上高 | ¥170,100 | ¥4,422,600 | ¥53,071,200 | 100.0% |
費用項目 | | | | |
家賃 | ¥23,077 | ¥600,000 | ¥7,200,000 | 13.6% |
その他販管費 (20%) | ¥34,048 | ¥884,520 | ¥10,614,240 | 20.0% |
キャスト人件費 | ¥22,400 | ¥582,400 | ¥6,988,800 | 13.2% |
バック合計 | ¥2,490 | ¥64,740 | ¥776,880 | 1.5% |
費用合計 | ¥81,602 | ¥2,131,660 | ¥25,579,920 | 48.2% |
営業利益 | ¥88,113 | ¥2,290,940 | ¥27,491,280 | 51.8% |
損益分岐も見てみよう。(適当)
項目 | 数値 |
---|---|
固定費(月) | ¥1,182,400 |
固定費(日) | ¥1,182,400 ÷ 26 ≒ ¥45,477 |
客単価 | ¥8,505 |
貢献利益(客単価あたり) | 8,505×0.785 ≒ ¥6,679 |
貢献利益率 | 78.5% |
損益分岐来店数(名/日) | 45,477 ÷ 6,679 ≒ 7名/日 |
損益分岐売上高(日) | 7×8,505 ≒ ¥57,944/日 |
損益分岐売上高(月) | 1,182,400 ÷ 0.785 ≒ ¥1,506,800/月 |
損益分岐来店数(名/月) | 1,506,800 ÷ 8,505 ≒ 177名/月 |
まとめ
- 1日あたり約7名の来店、売上約¥58,000で黒字スタート。
- 現在想定の20名/日(売上約¥170,000/日)に対して大きな余裕があります。
- 来店数・客単価や変動費率を見直せば、さらに安全マージンを確保できます。
まぁ、とてもざっくりだし、最低ベースで考えてこれなんで上振れしかないと考えると、よっぽど客入り悪くなければ、無駄遣いしなければ、やってけるのかなー。
コンカフェ運営をするとして
ちょっと投げやりになったけど、よっぽど適当運営か、バカか、無駄遣いしなければなんとかなる。
お店の雰囲気や色
これは内装とかの話ではなくて、空気感の話。
楽しそう、細かいところまで気がついてくれる、会話が弾む。
こういうのって、ほとんどがキャストの能力が影響してくるんですよね。
シフトが多い・ベテラン勢たちの顔ぶれ次第でお店の雰囲気は大きく変わります。
いいキャストのお客さんもいい人の可能性は高いです。客管理もちゃんとしてるから。
総じて、お店の雰囲気っていうのは言葉では表せなくてもあります。
どこでやるか
秋葉原で物件探すとトレカ屋とコンカフェNGの物件って多くてなぜかというと
- トレカ屋は行列ができたり、人がたむろするので嫌われる。
- コンカフェの運営が適当で、事務所として借りたのにお店開いてたりして契約違反
- ビルイメージとか別テナントからのNGとか、個人経営レベルや中小企業が多いから信頼が薄い
実際、風営法守ってないだろってお店もチラホラあるし。
秋葉原の名物化してるコンカフェの子のビラ配りも万世橋警察署に道路使用許可を得て、決まった場所に立っているんだけど、許可を得ずにやっていたり、ビル敷地内だからええやろ的なところもある。
あとそもそもとして秋葉原の駅近くになればなるほど激戦区。物件探すのは結構大変かも。
ちゃんとして、ちゃんとやれば、ちゃんと儲かると思うんだな。
法やマナーといった一般的なことに則って、過剰なサービスや女の子が安心できない環境を作らないためのルールを設けて、お客様がどうしたら楽しめるか。を考えていればきっといい店が生まれる。
人間は調子に乗ってる時と、病んでる時に、余計なことをして失敗するんだなぁ。
必要な申請は?
1. 飲食店営業許可(保健所)
- 根拠法令:「食品衛生法」
- 届け出先:営業所(店舗)の所在地を管轄する保健所
- ポイント:
- キッチンの構造・設備(シンク数や換気設備、床材・壁材の仕様 など)が基準を満たしていること。
- 営業開始前に保健所の立入検査を受け、合格すれば「飲食店営業許可証」が交付される。
2. 酒類販売・提供許可(国税庁/税務署)
- 酒類小売業免許
- 店内でボトル等を販売する場合に必要。
- 酒類提供飲食店営業許可
- 店内でお客様に酒類を提供する場合、都道府県の税務署に許可申請。
- 深夜酒類提供飲食店届出
- 午後11時以降も酒類を提供する場合、警察署への届出が必要。
3. 建築基準法・消防法に関する届出
- 用途変更届(建築基準法)
- 事務所や倉庫だった建物を飲食店に改装する場合、「用途変更」の届出・確認申請が必要。
- 防火対象物使用開始届(消防法)
- 新規開業時・用途変更時に、所轄消防署へ「防火対象物使用開始届」を提出。
- 防火管理者の選任
- 客席数30人以上の飲食店では、防火管理者資格を持つスタッフを選任し届出。
4. 風俗営業等の届け出(必要に応じて)
以下に該当するサービスを行う場合、警察署へ「風俗営業許可」または「特定遊興飲食店営業」の届出が必要です。
- 同伴・アテンドを売りにして接客(身体接触や個別のテーブルサービスなど)
- 店内でダンスやカラオケ、ゲームを伴う“接待”行為
- 深夜0時以降に営業し、かつ酒類を提供
※一般的なコンセプトカフェで「キャストが客席を回って会話を楽しむ」程度であっても、踏み込んだ接待行為(密着や個別トークルーム等)があると風営法対象となるケースがあります。
5. 著作権使用許諾(JASRAC等)
- 背景:店内BGMや映像コンテンツを流す場合、JASRACほか著作権管理団体への使用料支払いおよび届出が必要。
- 対応:JASRACの「音楽家・放送事業者等実演利用」届出を行い、定期的に使用料を納付。
6. 広告物設置許可(各自治体)
- 看板・のぼり等を店頭や店外に設置する場合、自治体の景観・都市計画条例に基づいた「屋外広告物許可申請」が必要。
- 設置場所(道路沿い、歩道上、建物正面など)によって申請区分が異なります。
秋葉原歩いてると看板って本当にたくさんあるけど、千代田区の景観・都市計画条例をシカトしてるところ多いんでこういう申請してないところたくさんあるんだろうな。って感覚。
7. 労働・社会保険の手続き
- 労働保険(労災保険+雇用保険):従業員を雇用する場合、管轄労働基準監督署・ハローワークへの加入手続き。
- 社会保険(健康保険+厚生年金):常時5人以上の従業員がいる場合に加入義務。
- 就業規則の作成・届出:常時10人以上の労働者を雇用する場合、労働基準監督署へ就業規則の届け出が必要。
8. その他
- 喫煙ルーム設置届:店内全面禁煙のうえ分煙室を設置する場合、保健所への届出。
- 音響設備の防音対策:近隣への騒音トラブルを避けるため、建築・内装段階で防音仕様を計画。
- 契約・保険:賠償責任保険(PL保険等)、店舗賃貸借契約における転貸・用途制限の確認。
▶︎ まとめ
- まずは「飲食店営業許可」と「防火・用途変更」
- 次いで「酒類提供許可」「広告物許可」など必要部門ごとに申請
- サービス内容によっては風営法の適用可否を必ず確認
- 著作権、労働・社会保険なども同時並行で整備を
必要不可欠なもの
これに関しては筆者の個人見解なんですけど、なんだと思いますか?
答えは信頼できる優秀なマネージャーになれる女の子。です。
- 店舗コンセプトやルール
- キャストやお客さんから上がる声の対応、メンケア、クレーム処理
- ルール違反者の対応や困った客への対応など
- お金の管理や締め作業
- イベントや企画の考案・実施
- キャストの採用・教育
バイト感覚で脳死で働く子だけでは店は潰れます。仕事としてプライドや誇りを持ってお店を盛り上げて管理ができる子はとても重要だと思います。
そういう子を見つける。そういう子を育てる。が1番大変。逆にこういうことができる子がお金を稼ぐのは納得できる。
結果&まとめ
儲かると思います。ちゃんとすれば。当たり前なんですけど。
でも人の出会いとか巡り合わせは計算できないし、コロナとか災害的なものも計算できない。
どこまでいっても、運営管理、マネジメントをする人間の動きは大きく影響する。人材の話。
お金しか見てないと失敗しますよ。